
セゴビアとポンセで企画した「組曲イ短調」より、中級難易度で楽しく弾きこなせる「ガボット」です。組曲中、テクニックのハードルが最も低く、組曲から1曲のみ取り出して弾かれることも多い人気曲。バロック調を保ちつ、哀愁漂う曲想は、「バロックっぽいレパートリーが欲しいなぁ。あんまり難しくなくて」というニーズにバッチリ。セゴビアお得意の「激しい音色変化」を構成しやすい中間部が用意されていたり、誠にクラシックギター愛好家のかゆいところに手が届いた佳曲。本格的なポリフォニー解釈に基づくフィンガリングなので、音楽的表現でも妥協無しで学習できます。組曲をレパートリーに持つことのメリットは大きいので、既発売の「アルマンド」「プレリュード」も是非、合せて取り組んでください。