古典期を代表するギタリスト&コンポーザー、F.ソル。「グランソロ」は「魔笛の主題による変奏曲」と並ぶクラシックギターのスタンダードレパートリー。大曲ですが楽しい曲でテクニック開発にも好適。中級者でも十分に挑戦できます。
「グランソロ」は主部である軽快な「アレグロ」に荘厳なアンダンテの「イントロ」が付加され、この時代性を強く表出しています。主部は何度かの転調により、バリエーション豊かに構築され、ソルの作品中、最も交響曲的でオーケストラ的性格を強く持った「純クラシック音楽」的性格の曲で、クラシックギターにとって、とても貴重なレパートリーです。
11分に近い大曲ですが、作曲が素晴らしく、「弾いていて楽しい」「聞いていて飽きない」曲で、ぜひともレパートリーにしておきたいところ。
レッスンのテーマは複数ありますが、最も主要なポイントは「ピッキング」。
「早いパッセージをどう扱うか?どんな運指なら攻略しやすいのか?」。
それから「1本指で複数弦を同時にはじくピッキングの活用」。
また曲中、非常に「繰り返しが多い」ので、繰り返し時に表現を変化させることで、音楽作りを配慮すること。
古典期の作品なので、「仰々しく大層に」「テンポ変化なども活用しドラマ性を」など、表現力が問われる面もポイントに。
テクニック的には「困難な部分」と「楽な部分」がはっきり分かれているので、テクニックのスキルアップとして取り組むにも好適な曲です。