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CD「ギターの詩人」~Poet of the Guitar

2,860円

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ギターの王族 ロス・ロメロスの家長 セレドニオ・ロメロ。 末期ガンに冒され、召される直前にレコーディングされた、稀代の名人、渾身の力作は時代を超え伝説となる! これが死を目前に控えた老人の音楽なのだろうか!陳腐な「枯れ」など、微塵もない正真正銘の名人芸! ここに強靱な聖人の魂が刻まれた。 【概要】 歴史に刻まれた名手の最終録音作品。 末期ガンにより、死を目前に挑む渾身のパフォーマンス。 自作曲の代表作「アンダルシア組曲」「ロス・マエストロス」が収録された決定盤。 彼がいかに優れた音楽家だったのか、その実力が刻まれた、正に無くてはならなかったアルバムと云えよう。 そしてこの作品は、技巧を超越した部分でも、あまりに感動的だ。音楽の、そして芸術の本質がここにある! 本作は稀代の芸術家の至高なる愛に溢れる聖典だ! 【セレドニオ・ロメロ】 1913年3月2日-1996年5月8日。ギターの王族、ロメロスの家長。作曲家、ギタリスト、詩人。 数々の輝かしい経歴、表彰歴からも、この芸術家がいかに愛され、高く評価されていたのかがわかる。正に究極の名人と呼ぶに相応しい芸術家だ。 【息子たちのコメント】(一部を抜粋しました) (長男セリン) 父の人柄には天才だけが持つ気品がありました。 父の目標は、一音も損なうことなく音楽を愛で満たすことでした。 死が近づいていた頃の彼はまるで魔法のお城で遊ぶ小さい子どものように、音楽が持つ不思議な力を感じていました。父は名人の中の名人でしたが、同時に名人芸そのものが目標となることが気に入らなかったのです。 音楽、ギター、愛と人生の詩、芸術への献身。これこそが、父の熱情の中で燃えているものだったのです。 (次男ぺぺ) 父は私の知る限り最高のギタリストでした。 私という人間は、父の音楽という大いなる樹の子孫でしかないのです。 そして私から次の世代に伝えられるものは全て、音楽の大地に深く根ざしたあの美しい根の一部なのです。 (三男アンヘル) 父がくれた最高の贈り物は、心の中に自分の音楽の自然な流れを作ってくれたことです。 彼は決して押し付けることはしませんでした。父は相手が望んでいないものを押し付けるようなことは絶対にしませんでした。 父はインスピレーションの源を授けてくれました。私はそのインスピレーションを常に持ち続け、成長してきたのです。 私は自分がたいそうな批評を受けたり「賞」をもらったりすると、それをすぐに父に譲り渡したくなりました。 それは父の最期が近づいても同じで、彼はいつも喜んでくれました。 【ペペ田代のコメント】 極めて素晴らしい作品です。音楽とは何か?を魂の奥に叩き付けられます。これこそが音楽の本質です。 音楽の向こうに、奏者の、そして作曲者の、人生・人生観が見えること~それが優れた演奏の必須条件。 そして、「感心させるけど、全く感動させられない音楽家」ばかりになってしまった昨今、この作品こそが、ある意味ではバイブルとなりましょう。 これは、必聴版です。必聴版とはこういう作品のことを言うのです。 一般に、加齢とともに「枯れる」などと言いますが、それは多くの場合、奏者の努力不足・怠慢です。 この作品を聞くとそれがよく分かる。 人生とは?人間とは?音楽とは?そして「死す時まで生きる」ということは? この根源的な問題について、この作品は精神を叩き付けてきます。 そして、この作品を聞いた後、「感動」とはこんなにも偉大で気高きものだったのか!と思わされます。 また、ライナーノーツに書かれた、息子達(セリン・ぺぺ・アンヘル)のコメントも大変に素晴らしく感動的です。 それを読んでも、この奏者が、人間として如何に素晴らしい人だったのかを思い知らされます。 【収録曲目】 (I)ソレアス (II)アレグリアス (III)タンゴ (IV)サパテアド (V)幻想曲(キューバ風) セヴィーリャ(I・アルベニス) 幻想曲(with out Opus) (F・ソル) 前奏曲 第1番 (H・ヴィラ=ロボス) 練習曲 第1番 ( 同 上 ) 前奏曲 第3番 ( 同 上 ) アストリアス(I・アルベニス) アラビア風綺想曲(F・ターレガ) ハンガリー幻想曲 (J・K・メルツ) 「ロス・マエストロス」 (C・ロメロ) (I)コプラ(唄) (II)ラ・ルエダ(輪) (III)バイレ(踊り)

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